今回レシピを考案させて頂いた食材、「珠せいろ」。
瀬戸内海東部に位置する播磨灘で養殖されている牡蠣です。
播磨灘には千種川と揖保川が流れ込み、その上流には腐葉土を抱えた広大な原生林が広がっています。
川が連れてくる腐葉土の栄養をプランクトンが蓄え、それを餌にして美味しく立派な牡蠣が育つ。
そんな播磨灘を取り巻く環境は「手付かずの大自然」山、川、海が三拍子揃っている、まさに牡蠣天国!
この類まれな大きさと美味しさを誇る牡蠣を、一年中美味しく、栄養価も保てるように高度の技術で蒸され、急速冷凍されたのが、この「珠せいろ」です。
まずは箱を開けてその大きさに驚きました!
1箱500gに大粒の牡蠣が14個、平均すれば1個約35g、中でも大きいものは50gくらいのものも。
あまりの大きさに、到着前から色々と頭に浮かんでいたほとんどのレシピが吹き飛んでしまいました。
実は無類の牡蠣好きで、牡蠣にはかなりうるさいと思うのですが、この大きさ、しかも蒸した後にこの大きさとは、滅多にお目にかかることがないレベルです!
この立派な形や大きさを一番活かせて、かつこの牡蠣の旨みを最大限引き出せる食材の組み合わせ(本当は解凍してそのまま、いろいろなソースやトッピングをして頂くのが美味しい気がしますが!)、悩んだ挙句私の中でベスト!と思うレシピをご紹介しますね。
【珠せいろのグラタン・ドフィノワ】
(2〜3人分)
珠せいろ 5個
じゃがいも(煮崩れしにくいメークインなどがおすすめ) 300g(中2個程度)
牛乳 200ml
塩麹 大さじ2
パン粉・オリーブオイル 各適量
⑴じゃがいもはよく洗い、皮付きのまま2〜3mm幅に薄切りにする。
⑵鍋に平らになるように入れ、牛乳と塩麹を入れて軽く混ぜて中火にかける。煮立ってきたら弱火にし、蓋をせず5分煮込む。→じゃがいもの澱粉質により、牛乳にとろみがついてきます。
⑶グラタン皿にじゃがいもを取り出して重ならないように並べ、中央に解凍して水気を切った珠せいろを並べる。
⑷全体にパン粉を振り、オリーブオイルを回しかけて220度に予熱したオーブンで15〜6分こんがりと焼く。
ドフィノワ、とはフランスのドフィネ地方のことで、グラタン・ドフィノワは郷土料理の一つ。
ベシャメルソースやホワイトソース を使わずに牛乳だけで作る軽いグラタンは、お肉料理の付け合わせなどによく登場しますが、この珠せいろと合わせればたちまちメイン級のグラタンに!
じゃがいもと牛乳という身近な食材でお手軽にできる上に、塩麹の優しい塩気でいくらでも食べられそうな、でもとても贅沢な1品に仕上がりました。
是非、ご家族みなさんで、おうち時間を贅沢に楽しんでくださいね。
フレンチベース&オリジナルレシピのおもてなし料理から、毎日の役に立つ家庭料理、いつものメニューをワンランクアップさせるポイントなど、基礎から盛り付け方まで幅広く学びます。身近な食材・旬の食材を...
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価格:4820円(税込)