料理の世界に飛び込んで 私が中国料理を専攻したわけ

 ミツエ・クッキングガーデン主宰の倉持です。よく、生徒から なぜ中国料理を選んだの?と聞かれます。中国旅行の思い出と共に初めて、お話しましょう。
こちらのお教室は 中国料理専門でなく、和食も洋食もある家庭料理をお教えしています。中国料理は学生達に教える時の専攻です。
中華料理といえば 今は、簡単でボリュームがあって、安く食べられるいわゆる「町中華」が流行っていますが 私の育った頃の田舎では、ラーメン、餃子、焼売・・・という中華料理のイメージが大きかったですね。
 卒後、もっと沢山の色々な料理を知りたい、極めたいと思い、念願であった母校の調理学研究室に。そこの教授の専攻が中国料理。毎年のようにゼミの学生を連れ、台湾、香港、中国、タイの各地を回りました。20代で初めて参加した台湾で今も記憶に残っているのは日本の数十年前の頃の薄暗い夜の街並み。料理が珍しくて1日3食が中国料理でも食べ飽きなかった。小さなお店で食べた韮花だけを炒めた料理はそれだけなのにものすごく美味しかった。なぜなのだろう?と驚くことばかり。

 初めはただ一緒に行っただけの中国。いつの間にか広い中国大陸の魅力に取りつかれ、もっと知りたい、すべて食べてみたいという欲望にかわる。毎年 夏休みを利用して 食文化研究家や料理家達のグループに交じり、中国大陸の各地へ。中国大陸の大きさ、そこに生きる人々、そこで生まれた調味料や食べ物、人々の生活から生まれた料理は 同じ食材でも地域により味付けや調理法も変わり、料理が変わった。この土地だったからこの料理が生まれたんだ…とつくづく感じた。

 こういった経験や知識をこれからの食を仕事とする若い人達にも伝えたいと思いました。本場の物を知った上で、日本流に変えることの大切さ。長年かけて数え切れなく回った中国は大きすぎて 西は砂漠の敦煌まで。今は直行便だが、なかった時代 延々、飛行機と電車、バスを乗り継いでやっと訪れた土地。そんな移動時間もゆったりとしていて悠久の中国を感じた。中国の人達と同じように大きなハミウリを担いで乗り込み平原を見ながら食べた。甘くて最高に美味しかった。もう少し西に行ってみたいと思いながら 今に至る・・・。

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ミツエ・クッキングガーデン
埼玉県/JR蕨駅・JR戸田公園駅
料理教室イメージ
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