私のコラムは、タイトルについての話から入ることが多い。コラムが根拠ある情報を書く「論文に近いもの」だとすると、私のは、コラムというより「エッセイ」に近いかもしれない。それは、自由に書いているからだ。まずは、紹介するものを思い浮かべて、ぱっと出てくるタイトルを文字にすることから始める。
オロバイレンには、かなりの思い入れがある。なにしろ、個人輸入していた女性から買っていたという私の長い愛用歴があり、それは、私が料理家になる以前のことである。オロバイレンがスペイン王室御用達のオイルであることを知らなかった時代だ。当時、どんなに素晴らしいオイルなのか情報がなかったのだけれど、とにかく、バゲットにつけてパクッと一口食べた時の目がまるくなるくらいの衝撃は、いまだ忘れられない。
長いこと贔屓にしているオイルであるから、タイトルはかなり重要だ。そこで、出てきたのは「中毒に近いもの」であった。それくらい私が惚れ込んでいるわけなのだが、それをタイトルにするには少々の抵抗があった。それなので、次に出てきた「リーサル ウェポン」を採用した。「ないと困る」案もあったが、「リーサル ウェポン」の方がタイトルとして面白いと思った。
最終兵器とは大袈裟かもしれないが、私にとってはそれなのである。とっておきなので、秘密兵器とも言える。仕上げにオロバイレンをかければ、美味しい料理にすることができるのをわかっているから、勝つために常備していると言っても過言ではない。だから、私の兵器としてオロバイレンはないと困るのである。
その証拠に、海外に出る時は必ずスーツケースに数本入れていく。オリーブオイルの産地であるヨーロッパに行く時ですら持参するのだから、私がどれだけ信頼をして、どれだけ心を通わせて使っているか、理解していただけることだろう。
ハワイ州ホノルルで料理教室を開講した時は、開講記念としてオロバイレンのお土産をつけたことも。これは、開講前にたまたま私の食事を召し上がったホノルル在住の生徒さんがオロバイレンの美味しさに感動されたことがきっかけで実施したお土産有りのレッスンだった。
さて、次に品種の話をしよう。
オロバイレンが個人輸入されていた頃は、品種が「ピクアル」のみであったこともあり、ピクアル中毒であった私は他の品種を使うことはなかった。勤務先の厨房では別メーカーの「フラントイオ」を使用していたが、目もくれず私はピクアル一筋。
ところが、今回、オロバイレンのフラントイオを初めて使ったら、目から鱗であった!今回のコラム紹介の商品がなぜピクアルではないのか?と不思議に思ったのだが、使ってみて納得した。
ピクアルは旨味がすごく苦味が強いのでパンチがある。私はこの強い旨味とパンチの効いた味に惚れて浮気せず使っていたのだが、フラントイオは、なんというか、、フワリとした旨味!苦味も穏やか。
ボクシングで例えれば、ピクアルはストレート、フラントイオはジャブ。ストレートのKO勝ちもありだが、ジャブでゆっくり楽しむのもよい。
まずは、フラントイオを使い、オロバイレンの美味しさを十分に理解されたら、ピクアルをお試しするのはいかがだろうか?
「そんなに美味しいのなら使ってみたい!」と思っていただけたのなら、とてもうれしい。オロバイレンファンの一人として、たくさんの方に美味しさを知っていただきたいと願ってやまない私である(私のウェブサイトや教室でも販売している)。
そして、忘れてはいけないパスタの紹介。イタリア料理店に在籍し、フィレンツェ、ローマで料理勉強した私がお伝えしたいのは、イタリア、プーリア州のパスタ「マストロサポーレ・スパゲッティーニ」。
ソースがからみやすい型での伝統製法なので、パスタが美味しく仕上がる。さらに、タンパク質の含有量が多いことから、ソースが乳化しやすい。
オロバイレンとマストロサポーレ・スパゲッティーニを使えば、間違いなく美味しいパスタに仕上がるので、お試しあれ!
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オロバイレンの詳細は、私の説明よりも企業の情報を見るのが一番。オロバイレンのページにて確認していただきたい。
https://orobailen.tr-market.jp/
写真説明)
写真の順番がないので番号をふれないのだが、イタリアのキッチンで撮影した写真、ホノルルレッスン時の写真など掲載。
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