自分の名刺は何種類もっていますか?
本業の名刺とは別に、二枚目の名刺をもつライフスタイルが増えてきたといわれてから大分たちます。
副業禁止というのはもう古い習慣。
本業に、影響がでないのであれば、イキイキと輝くことを推奨している会社もたくさんあります。
わたしの周りにも、会社員をしながら料理教室講師をしている先生方がたくさんいます。
かくいうわたしも本業は主婦です。主婦に名刺はありませんが、料理研究家という肩書きのかかれた名刺での大好きなお仕事はわたしの副業ともいえます。
こどもが生まれるまでは、金融機関で働いていましたが、その後退職し、子供が幼稚園にはいるまで、専業主婦をしていました。
幼稚園へはいったタイミングで、週に四日の四時間の自由時間(水曜日は午前保育のため)をなにかできないかと模索し、入園とほぼ同時に自宅で料理教室をスタートさせました。
パートにでるより、時間と行動の自由がきき、社会との接点の持てる素晴らしい仕事だったと思います。
そして、現在、主婦をしているけれど、こどもの手が少し離れた段階でなにか仕事をしたいという方たちがわたしのところにきてくださっています。
自宅で料理教室を開講するメリットとデメリットについて書いておきます。
○メリット
初期投資がいらない
移動時間がない
○デメリット
①知らない人が自宅にくる不安
②前後の掃除が大変
このあたりのデメリットが、これから自宅サロンを開講したいと思う方のハードルとなっている気がします。
まずは①について…
でも、1000名以上の生徒様にお越しいただき、まだお一人たりとも嫌な方に巡りあったことがありません。なぜなら、わたしのプロフィール写真や、作品とよべる料理写真をみて、そして説明文書をよんで共感してお金を払ってきてくださる方だからです。
感性が似ている人と気が合わないはずがありません。
自分のPRがきちんとできていれば、不安に思うことはなにもないのです。
逆に、どんなにお料理が美味しくても、作品が素晴らしくても、それを美味しそうに写真でみせられたり、文字で説明できなかったりすれば、誰からも共感されず、誰も来てくれないので、ここのところが何より大切になってきます。
②について…
前後にかならずお掃除をすることをプラスにとらえましょう。いつでもきれいな部屋でいられます。
そんなわけで一般にデメリットとされることは、大きなマイナスにはなりませんでした。
今コンサルティングさせていただいている方は、自宅ではサロンがひらけない方です。
そんなかたも多くいらっしゃいます。
しかし、ショールームを使わせていただいたり、格安のレンタルスペースや飲食店のクローズタイムをお借りしたり、方法はいくらでもあるのです。
せっかく技術や特技があるのにそれを生かさないのは勿体ないと思います。
自分の人生は一度きり。
やらない理由を探すのは簡単ですが、保守的にならず、二枚目の名刺を手に一歩踏み出してみませんか?