友人に振舞える!覚えておきたい料理

自分で食べるために作る料理と、誰かに食べてもらうために作る料理は、同じ料理でも意味合いが違いますね。
自分で食べたいものを作っても、それが人に喜んでもらえるとは限らないからです。では、どのような料理が友人をアッと言わせるのか。覚えておきたい料理と共にご紹介していきます。

喜んでもらえる料理とは

人に喜んでもらえる料理とは、どんなものでしょうか。それは、気配りができている料理です。つまり、おもてなしです。
料理における気配りは、次の3つで感じ取ることができます。

味のバランス

メニュー全体の、味のバランスを考えてみましょう。どれも似たような味付けではないか、箸休めになるような料理があるかが、大切です。
人に振舞う献立を考えると、つい“がんばっているメニュー”ばかりになってしまいます。
味の緩急をつけてメニュー全体のバランスを見ながら、作る料理を考えてみてください。

見た目のバランス

人がご飯を食べたくなるとき、パッと明るい気持ちになるとき、それはおいしそうなご飯を見たときですね。赤や緑、茶色、色とりどりの料理は食欲をそそります。
よく「おいしいものは茶色ばかりになってしまう」と聞きます。お肉を中心に、どうしても色のバランスが悪くなるのです。食べると確かにおいしくても、おもてなしには向きません。
この料理はどんな色になるのかを考えながら、メニューを決めるといいですね。

普段家で作らないもの

毎日誰かがご飯を作ってくれる環境にいない限り、料理をする機会は必ずと言っていいほど訪れます。
そのときに食べるものは当然ながら、自分で作れるもの。
友人をおうちに招待したのなら、いつもは家で食べないものを振舞ってみましょう。家庭料理よりも、レストランよりの料理を目指すのです。料理初心者の方でも、きちんと教われば作ることのできるものばかりですよ。

味と見た目のバランスを考える

喜んでもらえる料理のポイントを習得したら、何を作るかを考えます。来てくれる人が喜ぶか?気配りができているか?がポイントです。前菜、メイン、副菜に分けて見ていきましょう。

前菜

まずは前菜です。最初に食べる料理ですから、少しあっさりと、そして食欲が湧くような料理がいいですね。この2皿をご紹介します。

ラタトゥイユ

ラタトゥイユは、ナスやズッキーニ、トマトなど野菜をたっぷり使ったフランスの煮込み料理です。赤や緑で、食欲をそそられます。煮込み料理は失敗しにくく、初心者の方でも実は手が出しやすいです。温かいままでも、冷たく冷やしてもおいしいので、使い勝手も抜群です。

ヴィシソワーズ

こちらもフランス料理として生まれた、じゃがいもの冷製スープです。なめらかな舌触りが特徴のクリーミーな味。じゃがいもの優しい味わいが、招いている友人をどこかホッとさせてくれるようなスープです。冷製スープですから、冷める心配もいらなくて、振舞いやすいですね。

メイン

続いてはメイン料理。一番印象に残る料理ですから、パッと華やかなメニューがおすすめです。次の3品をご紹介します。

パエリア

スペイン料理の代表とも言えるパエリアは、魚介・肉・野菜をたっぷり入れたピラフのような料理です。具材の旨みが凝縮されたパエリアは、身も心も満たしてくれる一品です。大皿で盛りつけることで、華やかさも感じられます。

牛肉のタリアータ

“タリアータ”とは“切った”という意味です。つまり、牛肉を焼いて、薄く切るシンプルな料理。たっぷりの野菜にたっぷりの牛肉で、テーブルの上を豪華にしてくれます。味付けはバルサミコ酢やオリーブオイルがおすすめです。ついワインも飲みたくなってしまいます。

アクアパッツァ

好きな魚や貝を、白ワインやトマトで煮込むイタリア料理です。魚介の旨みが詰まった煮込み料理は、お酒も進ませます。大きなお皿に、魚をそのまま盛り付けるので、見た目のインパクトも抜群です。

副菜

メインでおなかいっぱいになったら、おつまみになるような副菜もほしいですね。決して派手ではなくても、安定感のあるおいしさなら、この2品がおすすめです。

カツオのたたき

自分で焼けば、自宅でもカツオのたたきが作れてしまいます。ネギやミョウガ、大葉をたっぷり乗せて、日本人が好きな味に仕上げましょう。さっぱりとしていて、食べやすい一品です。

キッシュ

フランスで生まれた洋風の茶碗蒸しのようなパイ料理です。ベーコンやほうれん草、ズッキーニなど、さまざまな具材を入れて焼き上げるキッシュは、まるでお菓子のようでかわいらしさも感じます。切り分けることができるので、複数人いるときでも活躍してくれます。

おもてなしは非日常

友人を家に招くときは、料理で非日常を提供してみましょう。味や見た目のバランスはもちろんですが、非日常を味わってもらうことも、おもてなしの一つです。

この非日常は、料理だけでなく、環境でも感じ取れるものです。私たちがご飯を食べるときはその空間や、誰と食べるかという状況も合わせて楽しみます。いつもの家のご飯もおいしいですが、ぜひ普段は食べないような非日常を感じる料理を作り、たくさんおしゃべりしましょう。

そのうち、友人を喜ばせようと思っていたのに、いつしか自分が楽しくなっているのに気がつくかもしれません。

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